人体にできる結石の種類と症状について

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人体内では生理的に種々の結石ができますがこの結石も時には人命を脅かすことにもなりかねませんので、ある程度の理解の上に立って可能な限り体外排泄とか、又結石を起こらぬようでき得ればと思い参考にいたしましょう。
結石の分類について
@鼻石鼻石は鼻の中に入った異物や鼻クソがっ石灰化したものです。
A唾石ツバをだす唾液腺にできるもので、あまり多くの症例はみられません。
B歯石歯の周囲の石灰塩が蓄積されたものとで、歯科治療には歯石除去を行って美しい歯をつくるか、虫歯の防除となります。
C扁桃石扁桃腺に沈着したものが扁桃石で、炎症を起こすことがあります。
D毛髪石女性の髪の毛をつかむくせの人もありこの毛のためにできる結石です。
E胃石胃石には食物中の繊維の分が固まってできる場合もあり、又柿のシブ等によって柿胃石等もあり東北地方にこの種の結石がみられます。
F膵石膵臓内にできる結石で炎症をおこすと激痛が伴い胃痙攣と間違えます。
G糞石糞石は大便がつまりそこに石灰塩がたまってできます。
H胆石胆石は胆道または胆嚢に生ずる結石で中高年齢者に多く、又男性より女性に多いようです。
胆石を形成する成分により欧米人に多いコレステリン石と日本人に多いビリルビン石が多く、大きさは砂状位から鶏卵大まで種々で、又数もまちまちです。最近は日本人もコレステリン結石も多く起しています。
(原因)
全身的物質代謝異常による胆汁の形成変胆道炎症の胆汁の組成変化胆道の炎症と胆汁のうっ帯の二つが大別し考えられます。
胆汁成分の変化などさまざまな因子がからみあい胆石をつくりあげる可能性は大きいです。胆石には白っぽいコレステリン系石とこげ茶色のビルビリンコレステリン系石とこげ茶色のビリルビン系石です。
I尿石 尿石は肝臓、尿管、膀胱、尿道など尿路系にみられ主なる症状は、激しい腹痛、吐気、血尿、尿回数の増加、尿量の減少等ありますが尿と一緒に排泄されることもあるが、時には手術の必要もあります。
J腎結石結石は主に座禅する人、美食、肉食、酒、ビールを過飲する人に多く、30歳〜60才に最も多く女性より男性に多く腎石が尿路を閉鎖したり刺激損傷を起します。

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胆石は大昔から人の体にできたらしく、紀元前一五百年頃古代エジプのミイラにも胆石が発見されている。
又死体の鼻の穴に悪魔払いのお守りとして胆石をつめこむ風習が十九世紀ころまでつづいたそうです。
胆石は近年迄欧米人に多い病気とされていたが戦後食物や生活環境の向上につれ日本人も増えつつあると云われます。
生活水準の高い東京、大阪など大都会での増加率が大きいようです。
欧米では女性が男性に比べて数倍多いが日本では男性のおおよそ二倍にあたる女性が病気に罹っているそうです。
症状はミゾオチの右側から背中にかけて刺すように痛み、吐き気、黄疸などあるが、にぶい痛み、肩凝りのようなこともありサイレントスト−ンと云って無症状のこともあります。
一般に脂っこいものを食べた後に痛みだすことが多いようです。
又精神的、肉体的過労が引き金となることも珍しくありません。
大きさは砂のようなものから数センチのものまであり、その数も一個から数百個に及ぶこともあります。
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世界人口の約一割が胆石患者と云われています。
日本では二十才以上の成人が胆石患者と云われ二十人に一人の割合です、昔(戦前)農村等でシヤクもちの人が道端でうづくまり、苦しんでいたなど、気持ち悪い程度と感じた情景に出会いましたが、胆石症で発作が起きていたのでしょう。このような胆石は所謂「胃痙攣」で始まり日中よりむしろ、深夜か明け方に突然痛むことが多い傾向を示しています。寝つかれたとき起こされるために、胆石患者はまさに医者泣かせの病気と云えるでしょう、よく胆石は薬で溶かせませんか、など聞かれますが、現在迄は安全で確実に治ゆにつながる薬はありませんので手術しか頼るほかは、ないわけです。麻酔や外科的の技術と最近では長足の進歩を示しその危険は非常に減りました。胆石とガンとの因果関係は今だに明かされていませんが胆嚢のガンに胆石の伴う率は非常に高いようです。理想的な薬剤が現れない限り手術にて結石を速やかに取り除くことが大切です。
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これらの胆石の症状と経過からみて美食者に多く発病しております。又大都会を中心に多い現状を示している事の事実を考える時、動物脂肪、中性脂肪等が直接ではありませんが間接に重大な関係を持つことは間違いない事は数字が示しています。
一方、化学薬品の服用に伴うビリルビン結石も都会人の多くが発病傾向を示しているでしょう。
血液の酸性化によるものの中、循環系統関係によるもの、又新陳代謝に属するもの等あるが、要するに根本原因は酸性食品とアルカリ性食品のアンバランスからきていることは事実です。
従ってこれらの食事のバランスの上に立って健康管理が完全なれば、胆石の発生率も低くなる事でしょう。
所謂予防医学的の見地から結石を起こさない体質をつくることが大切です。
これからの主婦は複雑な社会機構の中では単純にカロリ−指数のみにとらわれず献立等も一見して酸かアルカリかが解るようバランスの配慮が大切です。
先にも云つたように美(美食)とも血液を酸化に導き、片やコレステロ−ルのコレステリン結石、片方ビリルビン結石をも決して、不可抗力の疾患ではありません。
然し食事改善と言っても云うは易し、中々実行はできません。長い習慣を打破するには強い決意が要求されるのです。
それがためには食物を原点から再確認して改善するか、現状のまゝ若干姿を変え乍ら体質改善が現実的です。
それがためには米・麦・うどん・パン・果物・砂糖全部炭水化物で、全て酸性につながる食品です。
魚肉・動物肉も然りです。これらのバランスを摂る最良の方法は豆元です。
豆元を日常生活の一部として考え血中のコレステロ−ルの分解、中性脂肪の分解、栄養の吸収促進を計れば二人に一人の割りで結石患者も半減するでしょう。
[5]図表
図表
胆石症で、痛みの起きる場所
腎・尿管結石
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